私はB型肝炎訴訟で和解し和解金を受け取りました

私はB型肝炎訴訟で和解し和解金を受け取りましたが、私がこのブログで一番お伝えしたいことはB型肝炎は恐ろしい病気だということです。

そして、二番目にB型肝炎訴訟で和解したリアルな体験談をお伝えしたいと考えています。

B型肝炎の感染者で慢性化や肝硬変・肝臓癌になる人が少しでも減るために、また、B型肝炎訴訟についての理解を深めるために体験談をお伝えしたいと考えています。

この第2章で順に詳しく述べていきたいと思います。

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B型肝炎は恐ろしい病気

B型肝炎の何が恐ろしいのでしょうか?

肝臓が元に戻ることはない

B型肝炎がどんな病気であるのかは、ネットで「B型肝炎」と検索すれば直ぐに一般的な知識は得ることができます。ご承知の様にB型肝炎は慢性化すると肝臓が元の健康な状態に戻ることはありません。

つまり、B型肝炎を一度、発症し慢性B型肝炎になると、肝臓は悪くなる一方で完治することはありません。勿論、慢性B型肝炎の炎症を薬で抑えて健康状態を取り戻すことはできます。

しかし、その健康状態は一時的な見せ掛けの健康状態であり、その後、年単位の時間を経て肝硬変や肝臓癌に進行していきます。

肝臓ガンへと進行する

一部の慢性B型肝炎患者は肝硬変や肝臓癌に進行することなく一生を終えることもありますが、それはほんの一握りのラッキーな患者に過ぎません。やがて、多くの慢性B型肝炎患者は、間違いなく肝硬変や肝臓癌に進行していきます。

B型肝炎が恐ろしい病気という所以は、この肝硬変や肝臓癌という病気の悲惨さにあります。

肝硬変は肝細胞が線維化し肝機能が徐々に失われていく病気で、最期は肝不全を起こし命を奪われます。また、肝臓癌は癌の中でも再発率が高い癌と言われ、年に3回再発した患者も原告団の中に何人もいるほどです。

その度に繰り返す手術や施術の苦痛は患者本人しか解らないそうです。また、その後に待っているのは、抗癌剤の副作用に苦しむ生活です。そして、最期は肝性脳症を引き起こし、自分を失ってこの世を去ることになります。

B型肝炎が恐ろしい病気だという理由は、これだけではありません。

人によりパターンが違う病気

B型肝炎の感染・発症・再発には様々なケースがあり、人によりパターンが異なるというこことです。私の場合は会社の新入社員健康診断でB型肝炎に感染していることを偶然知りましたが、当時の医者は「B型肝炎を発症することはありません」と断言していました。

B型肝炎という診断(私の場合)

その後も会社の健康診断や人間ドックでB型肝炎に感染していることを指摘されましたが、いずれも医者は「B型肝炎を発症することはありません」と自信ありげに言っていたのを覚えています。

ところが、入社20年目に微熱と倦怠感が1週間以上も続いたので病院に行ったところ、「B型肝炎急性増悪」と診断され2週間ほど入院しました。

つまり、B型肝炎を発症した訳ですね。

この時、初めて肝臓の専門医の診察を受けましたが、曰く「B型肝炎に詳しい医者は少ないですよ」とのことで愕然とした私でした。

その肝臓専門医によりますと乳幼児が感染した場合、多くのケースで直ぐに発症しませんが、10%~20%程度の確率で成人後に発症することがあるとのことでした。

ただ、当時の見解では発症のメカニズムは解らないとのことでした。

「ただ、貴方の場合は発症しましたが、既に体内に抗体ができているので二度目に発症する確率は非常に低い」

とのことでした。

その後も年に2回のエコー検査と血液検査を義務付けられましたが、体内に抗体ができているということと、体内のB型肝炎ウイルスの数が殆どゼロに近い状態なので再発する恐れは無いと言われました。

8年後の再発

しかしながら、1回目の発症から8年後の2005年に再び「B型肝炎急性増悪」で入院しました。

この時は入院中にAST・ALTは1万~2万という高値まで急上昇し、劇症肝炎の入口まで悪化しました。
もともと、AST・ALTの値は肝細胞が破壊されていることを示す値で、B型肝炎ウイルスが爆発的に増えたため免疫細胞が肝細胞内のB型肝炎ウイルスを攻撃することにより肝細胞も死滅させていたのです。

その結果、私は一時、危篤状態となり家族が病院に呼ばれました。

何とか輸血が効いて危機は脱出しましたが2ヶ月間の入院を余儀なくされました。その後、担当医に再発の理由を尋ねたところ、「肝細胞の核の中に潜んでいたB型肝炎ウイルスが抗ウイルス薬の耐性を持つようになり発症した」との診断でした。

つまり、肝臓の専門医が再発する恐れは無いと言っても、再発することは有り得るということなのです。私の場合は非常に稀なケースとのことでしたが、私は身を持ってB型肝炎の恐ろしさを体験しました。

大事なことは、B型肝炎の感染者は肝臓の専門医に診察して貰った方が良いということです。できれば、大学病院の肝センターなどで受診することがベストです。

 

B型肝炎訴訟を提訴した理由

私は金融機関に勤めていましたので、仕事柄、毎日、新聞に目を通していました。

ですので、B型肝炎訴訟の経緯や2011年6月に「基本合意書」が国と全国原告団との間で正式に調印されたこと、2012年1月に「特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法」が成立したことも知っていました。

勿論、自分がB型肝炎感染者であったことで、興味を持ってニュースに接していた訳ですね。

ただ、正直なところ自分がB型肝炎訴訟の対象になるのか否かは、当時は全く自信がありませんでした。自分では一体どこでB型肝炎に感染したかは解る筈もなかったからで、乳幼児期に集団予防接種で感染したのか、或いは、成人後に異性から感染したのかは全く知る由もなかったのです。

ただ、提訴の最低条件の3つの要件の内で「B型肝炎ウイルスに持続感染していること」と、「1941年7月2日~1988年1月27日の間に生まれていること」に自分が該当していることに気が付いていました。

しかし、3つ目の「満7歳までに集団予防接種・ツベルクリン反応検査を受けたこと」については、
母親に聞いてもハッキリしなかったのです。

それともう1つはB型肝炎で人に言われぬ苦労をしてきたことも事実でした。B型肝炎は性交渉で感染する病気です。

ですので、結婚適齢期になり付き合った女性に対して、言うに言われぬ配慮や心苦しさを覚えています。彼女に感染させないための配慮や結婚の時にフィアンセに告白する辛さは、経験した者にしか解らないことです。

更に、43歳で「B型肝炎急性増悪」を発症し、51歳で再発した時は一時危篤状態に陥り家族が病院に集まりました。自分は勿論ですが家族がB型肝炎で苦労して来たことも紛れもない事実だったのです。

それらの苦労が給付金というお金で少しでも癒されるなら、と思ったことも正直なところです。

 

弁護士事務所への初めての連絡

私は最初は自分がB型肝炎訴訟の対象になる自信はありませんでしたので、恐る恐る全国B型肝炎訴訟原告団に問い合わせの電話を入れたところ、

「貴方はB型肝炎訴訟の対象になる可能性が高い」

と言われ直ぐに書類が送られてきました。

中には訴訟の手続を説明する書類と提訴希望者事前調査票などが入っていまして、提訴希望者事前調査票を記入して返送する様にとの指示でした。

その後、「貴方はB型肝炎訴訟の対象になります」との通知を受け取り提訴に至りました。

今振り返ると提訴して良かったと思いますが、受け取った給付金は過去に支払った医療費が戻ってきた程度の金額でしかありません。

それよりも今、思うことは、自分がB型肝炎訴訟で和解した経験が後に続く人の参考になればという思いです。B型肝炎訴訟の対象者は40万人とも45万人とも言われています。

しかしながら、現在、提訴した人は3万人程度に過ぎず、和解済みの人は2万人にも満たない状況です。私は幸い早く和解できた訳ですから、同じ苦労をしている人に何らかの助けになればと考えています。

この項の最後に申し上げたいことは

「B型肝炎感染者の方は一度、弁護士事務所に連絡してみて下さい」

ということです。

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      2016/07/01

 - B型肝炎訴訟で和解した体験談を語る

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