会社の健康診断でB型肝炎感染を告げられる

私は会社の健康診断で初めてB型肝炎感染を告げられ驚きましたが、担当医はB型肝炎について詳しい知識を持っていませんでした。

最初に感染を知った時にもう少しB型肝炎に対する知識を与えられ警戒感が有ったなら、その後の発症を食い止められたかもしれませんでした。

そこで、本項では私の体験と健康診断の上手な利用法についてお話します。

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新入社員健康診断でB型肝炎感染を知った

私は1977年に大学を卒業後、都内の金融機関に就職しましたが、会社の新入社員健康診断でB型肝炎に感染していることを知りました。

その時の担当医師は「感染はしていますが発病する心配は殆どありません」と言ったため特に気にはしませんでした。以前、学生時代に結核についても知らない内に感染し殆ど発症しないで治癒したことがありましたので、今回のB型肝炎感染も簡単なことと捉えた気がします。

その後、会社の健康診断で毎回、同様の指摘を受けましたが、特に、治療や詳しい検査を奨められたことはありませんでした。むしろ、「感染はしていますが発症の可能性はありません」との指摘が続き、私はB型肝炎感染を全く意に介しませんでした。

数年後の健康診断の時に別の担当医師から、詳しい血液検査を行った方が良いとの指摘を受け再検査しました。しかし、血液検査の結果、私はHBs抗原陽性でB型肝炎ウイルスに感染しウイルスが肝臓に住み着いている状態でしたが、HBe抗体も陽性で陽性の場合はB型肝炎ウイルス量が少なく感染力も低い状態と言われました。

つまり、自分が発症することもなく、他人に感染させる心配も殆どないと言われたのです。

ウイルス量は精密な血液検査をしないとわからない

ここで大事なことの1つ目は、通常の血液検査では感染しているか否かは解りますが、ウイルス量などを詳しく調べるには詳しい血液検査が必要だということです。

血液検査の採血の量が全く違いますし、血液を採取する試験管の数が違います。

通常の血液検査の場合、血液を採取する試験管は1本か2本ですが、ウイルス量などを調べる詳しい血液検査の場合は、血液を採取する試験管は4本~5本に増えます。

発覚した場合はすぐに詳しい検査をすること

大事なことの2つ目はB型肝炎ウイルスに感染していることが解った場合、直ぐに詳しい血液検査を行い感染の状況を知るということです。

つまり、HBs抗原(陽性の場合はB型肝炎ウイルスに感染しウイルスが肝臓に住み着いている状態を示します)だけでなく、HBe抗原(陽性の場合は血中のB型肝炎ウイルス量が多く感染力が高い状態を示します)やHBe抗体(陽性の場合はB型肝炎ウイルス量が少なく感染力も低い状態を示します)も確認した方が良いのです。

これらについては、肝臓の専門医でなければ詳しく知らない場合が多いことも知っておくべきですね。

ちなみに、社団法人「日本肝臓学会」では肝臓専門医の氏名をネットで公表しています。ネットで「日本肝臓学会」で検索すれば直ぐに出てきます。

社団法人「日本肝臓学会」肝臓専門医とは当学会が指定する指導医のもとで当学会が定めたカリキュラムに基づいて研修を行うなどの受験資格を得て、毎年1回行われる肝臓専門医認定試験に合格した医師を指し平成24年4月現在、肝臓専門医は全国に5,188名に達しています。

したがって、B型肝炎ウイルスに感染していることが解った場合、上記の肝臓専門医を調べて最寄りの肝臓専門医のいる病院へ行くことをお奨めします。

B型肝炎の予後は個人差が大きいため、最初から肝臓専門医の診察を受けた方が良いのです。

その結果、感染しても一生、発症しなければ、これ以上の喜びはありません。一方、1度発症してしまうと、予後は悲惨なものになることを覚悟しなければなりません。

残念ながら、街のクリニックや医院の医師は、B型肝炎について詳しく知らない医師も多いのです。

 

会社の健康診断の上手な利用法

それでは会社の健康診断だけでは信頼できないのでしょうか?

会社の健康診断や市区町村で行われている健康診断や一般の有料人間ドックが、信頼できない訳ではありません。ただ、これらの健康診断は、これまで健康だった人の病気を見つけるための入口の検査です。

ですので、会社の健康診断や市区町村で行われている健康診断や一般の有料人間ドックで異常が見つかった人が精密検査を行う様に、B型肝炎ウイルスに感染していることが解った場合は、必ず詳しい血液検査を受けてウイルスの数などの詳しい状況を調べなければなりません。

そして、2度目の詳しい血液検査から、上記の肝臓専門医のいる病院へ行くことをお奨めします。

万が一、B型肝炎ウイルスに感染していた場合、肝臓専門医は適切なアドバイスをしてくれる筈です。

更に、付け加えたいことは、定期的に行われている会社の健康診断や市区町村で行われている健康診断を受診していない人は、少なくとも年に1回はこれらの健康診断を受診することをお奨めします。

「時間がない」「健康には自信がある」「体のことは自分が一番知っている」などと言わずに、一度、受診されることをお奨めします。

私もB型肝炎を発症するまでは病気らしい病気もなく健康に暮らしてきました。ですので、もし、会社の健康診断が無かったならば、恐らく健康診断など受けなかったと思います。

病気も何事も同じですが手遅れになってからでは「後悔先に立たず」で、何事も「備えあれば患いなし」ではないでしょうか。

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      2016/07/01

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