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岡本慎一郎

岡本慎一郎 62歳

私は「全国B型肝炎訴訟東京原告団」患者の会に所属する「慢性B型肝炎」の岡本慎一郎と申します。

私は1977年に大学を卒業後、都内の金融機関に就職しましたが、会社の新入社員健康診断でB型肝炎に感染していることを知りました。当時の私はB型肝炎の知識は全くありませんでした。その上、担当の医師が「感染はしていますが発病する心配は殆どありません」と言ったため特に気にはしませんでした。

その後、会社の健康診断で毎回、同様の指摘を受けましたが、特に、治療や詳しい検査を奨められたことはありませんでした。しかし、数年後の健康診断の時に別の担当医師から、詳しい血液検査を行った方が良いとの指摘を受け再検査しました。

結果はやはりB型肝炎のキャリアーでしたが、既に抗体ができているので心配無いとのことでホッとしたのを覚えています。

結局、入社から20年間は病気知らずで元気に過ごした私でしたが、入社20年目の1997年に微熱と倦怠感が1週間以上も続いたので病院に行きました。血液検査の結果、「B型肝炎急性増悪」と診断され2週間ほど入院しました。この時からB型肝炎抗ウイルス薬としてラミブジン(商品名ゼフィックス)を服用するように言われました。

その後、2005年に再び「B型肝炎急性増悪」で入院しましたが、入院中に症状が進み劇症肝炎の入口まで悪化しました。AST・ALTは1万~2万という高値で、一時は危篤状態となり家族が病院に呼ばれました。何とか輸血が効いて危機は脱出しましたが、2ヶ月間の入院を余儀なくされました。

当時の黄疸でまっ黄色の顔と紅茶の様な尿の色は今でも忘れられません。

「B型肝炎急性増悪」再発の原因は肝細胞の核の中に潜んでいたB型肝炎ウイルスが、ラミブジン(商品名ゼフィックス)の耐性を持つようになり発症したとの診断でした。

その結果、私は「慢性B型肝炎」と診断され、ラミブジン(商品名ゼフィックス)に加えてエンテカビル(商品名へプセラ)を服用する様に指示されました。

その後、2011年に「B型肝炎訴訟」のことを知った私は、2011年6月28日の菅直人首相の謝罪を経て現在の「全国B型肝炎訴訟東京原告団」を頼り同年12月に提訴しました。

2012年1月13日には「特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法」が成立しましたが、2012年に和解が成立することはありませんでした。

そして、提訴から2年弱の2013年10月に、とうとう国との和解に至り給付金の1,250万円を手にしました。

待ちに待った和解に至り給付金の1,250万円を手にしたらどんなに嬉しいかと想像していましたが、実際には全くと言っていいほど感動や喜びはありませんでした。

若い頃からのB型肝炎ウイルスキャリアーであるという後ろめたさと理不尽さ、独身時代の恋人に感染させないための言うに言われぬ配慮。結婚する時に婚約者に本当の事を話す時の心苦しさと、その後の結婚生活に於ける言うに言われぬ後ろめたさ。

そして、2度の「B型肝炎急性増悪」による入院と「慢性B型肝炎」。将来の「肝硬変」と「肝臓癌」への恐怖。

そして、20年以上に渡る検査と投薬、それらをひっくるめた経済的な負担。これらが、「果たして給付金の1,250万円を手にしたことで報われるのか?」という思いが正直なところだったのです。

何故なら、お金で時間を取り戻すことはできないからです。

幸い現在に至るまで「肝硬変」や「肝臓癌」への進行は見られません。そこで、現在、提訴し和解を待っている原告団の方々や、今後、訴訟を考えている方々に少しでもお役に立てればと思いペンを取りました。

また、何よりも未だ40万人以上もいると言われるキャリアーの方々に、B型肝炎の恐ろしさを知らせることが大事だと考えています。更に、書くことが国への損害賠償訴訟の一助になればと考えています。

従って、このブログに書かれていることは、一部の固有名詞を除いては全て事実をありのままに記しました。また、私自身が患者や原告として体験したことや感じたことを細部に渡り書いていますので、参考にして頂ければ幸いです。

最後になりましたが、B型肝炎でお亡くなりになった患者の方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、「全国B型肝炎訴訟東京弁護団」の弁護士先生のご尽力に感謝致します。

ありがとうございました。

筆者簡易年表

岡本慎一郎プロフィール
1977年 会社の新入社員健康診断でB型肝炎に感染していることを知る
1997年 「B型肝炎急性増悪」と診断され2週間入院
2005年 症状が進み劇症肝炎の入口まで悪化
2011年 「B型肝炎訴訟」のことを知り、12月に提訴
2012年 特別措置法が成立するが和解成立せず越年
2013年 和解成立、国から1250万円の給付金を受け取る
現在 定年を迎え、自分の経験をブログに

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公開日:
最終更新日:2018/02/02